坂井市の人口って、全国と比べてどう減ってるの?

福井市に住んでる私が、日常で坂井市に足を運ぶ中で感じたこと。それとちゃんとした数字も並べつつ、ちょっと書いてみます。
まず最初に答えから。
はっきり言うと、減り方は全国よりきつい
2015年から2020年の5年間を見てみると、坂井市の人口の減り方は、全国の平均よりだいぶ大きかった。
ざっくり言うと、全国平均の約3倍ペースで人が減ってた時期がある。これ、なかなか重たい話。
ただ、ここ最近のデータ(住民基本台帳ベース)を月ごとに見てみると、減り方がちょっと穏やかになってきてる感じもあるんだよね。
でもこれ、調査方法が違うから、あんまり同じ土俵で比べちゃダメ。注意。
実際どれくらい減ったのか、数字で見る
国勢調査によると、
- 2015年:89,699人
- 2020年:87,670人
5年間で2,029人減ってる。パーセンテージにすると、約2.26%の減少。
1年ごとでざっくり出すと、0.46%くらいずつ減ってる感じ。(市町村人口ランキング)
こう書くと地味だけど、実際に通学路や町内の雰囲気が静かになっていくのがわかるんだよね。
丸岡城の近くの住宅地とか、通るたびに「あれ、こんなに静かだったっけ?」って思うことがある。
全国の平均とくらべてどうなの?
同じ2015年から2020年で、全国全体の人口は約0.7%減ってる。年あたりで換算すると、0.15%減くらい。
坂井市の2.26%っていう数字と並べると、全国の約3倍のスピードで減ってる計算になる。
つまり、質問に対しての答えはこう。
坂井市の人口減少は、全国平均よりもはっきり進んでいた。ここは間違いない。言い切るよ。
坂井市って、もう元気ないの?
いや、そんな単純でもないんだよね。これがまたおもしろい。
坂井市っていろんな顔を持ってる。
たとえば三国町まで行くと、東尋坊とか越前松島水族館とか観光の定番スポットがある。休日になると、国道305号を通る車の列が目に見えて増えるし、季節の風の匂いが変わると「あっ、これは混むぞ」って直感で分かる。
観光シーズンになると、人の流れは明らかに活発。人口の数字とはちょっと違う、日中人口の動きがちゃんとある。
丸岡町はまた別の空気。丸岡城のイベントがある日は、町全体の空気がふっと変わる。マチヨリマーケットとか一筆啓上茶屋がにぎわってるときは、「あー、ここはまだ生きてるなあ」って思う。
短時間だけど、空気が弾むんだよね。
福井市民から見た坂井市
うちから坂井市に行くのはそんなに大ごとじゃない。車で国道8号を使うか、北陸自動車道でひとっ走り。丸岡ICの出入りも分かりやすくて、行きやすい場所。
買い物なら、春江のアル・プラザアミに行く人が多い印象がある。あと、坂井町のPLANT-2坂井店。ここは本当に駐車場の回転が早い。平日でも車がずっと出入りしてるんだよ。生活のハブになってるのが分かる。
公共施設で言うと、ハートピア春江の雰囲気がなんとも落ち着く。中に春江図書館が入ってるのもいいポイント。目的なくても、ふらっと寄りたくなる。こういう施設がある町って、なんだかんだ底力があると思う。
でもね。
夜になって住宅地を歩くと、灯りがまばらな道もあるんだよ。新しい家もあるのに、空き家っぽい雰囲気が混ざる場所がちょこちょこある。明るいところと、ちょっと寂しいところ。そんな温度差がある。
あれが、数字には出てこない現実っぽい。
人口減ると、どんなことが起きてくるのか
人口って、いきなりドンと減って生活がガラッと変わるわけじゃない。ゆっくり、でも確実に、変わっていく。
たとえば、商業施設。
大きな施設は生き残りやすい。でも、小さいお店は真っ先にきつくなる。アル・プラザアミとかPLANT-2みたいな場所は人が集まる。でも、そこに行くまでの途中で、寄るような小さなお店は減ってくる。
観光も波がある。東尋坊や芝政ワールドみたいにドカンと集客できる場所はあるけど、平日になると人の気配がガクッと落ちる日もある。
公共サービスはもっと難しい。
坂井市役所って、本庁以外にも丸岡庁舎、三国庁舎、春江庁舎と分かれてるんだけど、それぞれを維持していくのが今後の課題になると思う。便利さとコストのバランスが、じわじわ問われる時代に入ってる。
数字で見るより、現場を歩いたときの空気感で先に気づくこともあるよ。
それでも、坂井市にはまだ強みがある
全国平均よりも早く人口が減ってる。これは間違いないし、重い事実。
でも、坂井市の面白いところは、観光の強さと生活インフラの近さが同じ市内で共存してるところ。
国道8号があるし、北陸道も通ってる。福井市にもあわら市にも抜けやすい位置にある。
住む場所としての選択肢がちゃんとあるんだよね。
福井市から見て、「ちょっと遠い田舎」っていうより「すぐ行けるとなり町」って感じ。これは、じわじわ効いてくる強みだと思ってる。
最後にもう一度、答えを整理しておく
坂井市の人口は、2015年から2020年で約2.26%減っている。全国平均の0.7%減と比べると、かなり大きい。
だけど、町には今も人が集まる場所がある。
東尋坊、越前松島水族館、丸岡城、アル・プラザアミ、PLANT-2坂井店、ハートピア春江。
どれも地域を支えてる存在。
減ってるけど、消えてはいない。
そんな印象で、今の坂井市を見てます。
坂井市は、数字だけ見ると確かに減ってる。全国平均より速いペースで人口が減ってるのも事実。でも、三国の海風とか、丸岡の城下町の空気とか、ハートピア春江の落ち着いた雰囲気とか。実際に訪れると「まだここは生きてるな」って思える瞬間がある。暮らしと観光が同じ町にあるから、まだ踏ん張れる町だと私は感じてる。